興福寺大湯屋 [興福寺の建物]
興福寺の東のはずれ、「境内」というより「公園」っていう感じのところにあります。
昔のお坊さん用のおフロですね。中には大釜が残されているとか。
奈良や京都の大きなお寺には、ときどきこういうおフロがあったりします。
おフロというとまったりした感じですが、お寺では「修業の場」だったわけで、この大湯屋からもそんなフンイキが伝わってきます。
大御堂(十三鐘) [興福寺の建物]
興福寺の敷地から、南側の「三条通り」をまたいだところにあります。
朝と夕方に鐘を13回ついたので、通称「十三鐘(じゅうさんがね)」と呼ばれてます。
ここには、「石子詰伝説」というのが伝わってます。
むかしむかし、ここの小ぼうずが習字の練習のジャマをするシカを追い払おうとして、ぶんちんを投げたらシカが死んじゃいました。神の使いであるシカを殺したら死刑だったので、小ぼうずは穴に入れられ、石を詰めて処刑されました。
なかなかムゴい伝説ですが、 こういう伝説があるのが奈良のおもしろいところです。